ボールペン、どれを選ぶ?~油性・水性・ゲルインク・エマルジョンインク・消せるインクの違い~
更新日:2025年10月20日 15:27
目次
私たちの生活に欠かせない「ボールペン」。
実は、インクの種類によって書き心地や用途が大きく変わるってご存じでしたか?
ここでは、人気の4タイプ 「ゲルインク・油性・水性・消せるボールペン」の特徴とおすすめの使い方をご紹介。
あなたにぴったりの1本、見つけてみましょう!
油性ボールペン
定番の安心感。長持ち&水に強い
特徴
- ・速乾性があり、水に強い
- ・書いた文字がにじみにくく、耐久性が高い
- ・インクの持ちが良く、長く使える
おすすめシーン
- ・書類へのサインや記入
- ・外出先や郵送用の宛名書き
- ・ハガキや封筒、感熱紙などにも安心
注意点
- ・やや重めの書き心地(筆圧が必要)
- ・インクの出が安定しない場合がある
ピックアップ商品
水性ボールペン
なめらかさは抜群。やわらかな筆感が魅力
特徴
- ・滑らかで軽い書き心地
- ・紙にスッとしみ込むように書ける
- ・細いペン先でもインクがよく出る
おすすめシーン
- ・長時間の筆記や日記、メモ帳
- ・上質紙/便箋などへの手紙や筆記
- ・文字を書くことを楽しみたい方に◎
注意点
- ・にじみやすく、水に弱いものも
- ・インクの減りがやや早め
ピックアップ商品
ゲルインクボールペン
濃くなめらか。見やすさ&書きやすさ◎
特徴
- ・水性と油性の“いいとこ取り”のようなインク
- ・スラスラ書けて、筆圧がいらない
- ・発色が鮮やかで、文字がはっきり見える
おすすめシーン
- ・ノートや手帳への細かい書き込み
- ・勉強やビジネス文書
- ・イラストやカラーペンとしても◎
注意点
- ・インクの減りがやや早い
- ・水に弱いタイプもある
ピックアップ商品
エマルジョンインクボールペン
「ZEBRA」が開発した書き心地抜群のハイブリッドインク
特徴
- ・速乾性が高く、手や紙が汚れにくい
- ・油と水を混ぜた“エマルジョン(乳化)”構造で安定性が高い
- ・油性よりも軽く、水性ほどスルスルしすぎない絶妙なバランスの書き心地
おすすめシーン
- ・授業などの速記が必要になる場面
- ・長時間の筆記
- ・ビジネス文書
注意点
- ・インクの選択肢が少なめ
- ・書き始めに若干のかすれが出ることも
ピックアップ商品
消せるボールペン
間違えても安心!書いて、消して、書ける
特徴
- ・特殊インクで、こすれば消える(摩擦熱で無色化)
- ・消しゴム感覚で使えるのに、ペンの見た目はスマート
- ・書き直し自由でストレスフリー
おすすめシーン
- ・手帳・スケジュール帳
- ・ノートやメモ、学生の勉強用
- ・間違いを気にせず自由に書きたいとき
注意点
- ・高温で自然に消えることがある(例:真夏の車内など)
- ・公的書類には不向き
ピックアップ商品
シーン別おすすめインク
ビジネスや書類記入⇒油性ボールペン
学校や勉強、ノート⇒ゲルインクペン
手紙や手帳、日記など⇒水性 or ゲルインクペン
長持ち&コスパ重視⇒油性ボールペン
比較早見表
インクの種類 | 書き心地 | 発色 | 耐水性 | 修正性 | 主な用途 |
---|---|---|---|---|---|
油性ボールペン | やや重め | ○ | ◎ | × | 書類・外出先・封筒記入 |
水性ボールペン | 非常になめらか | ◎ | △ | × | 手紙・日記・高級紙用 |
ゲルインクボールペン | なめらか | ◎ | △ | × | ノート・手帳・イラスト |
エマルジョンインクボールペン | なめらか+しっかり感 | ○ | ◎ | × | 普段使い・ビジネス・速記など |
消せるボールペン | やや軽め | ○ | △ | ◎ | 手帳・勉強・メモ |
ボールペンのインクの種類と特徴
インクの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
油性インク | 耐水性・速乾性が高く、にじみにくい。長期間保存にも向く。 | 筆圧が必要で書き味が重く発色がややくすみがち。 |
水性インク | なめらかな書き心地で、色が鮮やか。カラーバリエーションが豊富。 | 水に弱く、紙の裏にしみ出ることがある。 |
ゲルインク | 水性と油性の特長を兼ね備え発色が良く滑らかに書ける。 | インクの消費が早く長文にはやや不向き。 |
エマルジョンインク | 油性と水性を混合したタイプで書きやすさと耐久性を両立。 | ゲルインク同様インクの減りが早め。 |
消せるインク | 摩擦で消すことができ、書き直しが簡単。 | 熱で色が消えるため公的文書などには不向き。 |
まとめ
同じ“ボールペン”でも、使い心地はまるで別物。
「今日はたくさん書きたい」「細かく書き込みたい」「さらっとメモしたい」そんな日々の“ちょっとしたこだわり”に寄り添う1本を、ぜひ見つけてみてください。
あなたにぴったりの書き心地、きっとあります。