ボールペンの持ち方で字が変わる!疲れない・きれいに書くための矯正ガイド
更新日:2025年12月23日 15:33

「一生懸命書いているのに、なぜか字が安定しない…」
「会議でメモを取っていると、すぐに手首や指が痛くなる…」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?実はそれ、あなたの字の練習不足ではなく、「ボールペンの持ち方」に原因があるかもしれません。
子供の頃に身についた持ち方の癖は、大人になってから直すのは難しいと思われがちですが、決してそんなことはありません。
正しい持ち方は、手への負担を減らす「機能的なフォーム」です。コツさえ掴めば、驚くほど楽に、そしてきれいな字が書けるようになります。
この記事では、名入れペン専門店の視点から、今日から実践できる「疲れない・きれいに書くための持ち方」と、簡単な矯正トレーニングについて解説します。
目次
- なぜ「正しい持ち方」が必要なの?2つの大きなメリット
- 【基本編】理想的なボールペンの持ち方「3点支持」とは
- やってしまいがち!代表的な「NGな持ち方」チェックリスト
- 今すぐ自宅でできる!持ち方の簡単「矯正トレーニング」
- 専門店が教える「持ちやすいペン」の選び方
- ビジネスシーンでの見え方も変わる!美しい所作として
- まとめ:正しい持ち方と良いペンで、書くことを楽しもう
- よくある質問(FAQ)
なぜ「正しい持ち方」が必要なの?2つの大きなメリット
「持ち方なんて書ければ何でもいい」と思っていませんか?
正しい持ち方(標準的な持ち方)は、長い歴史の中で「最も効率よくペンを動かせる形」として確立されたものです。矯正することで、主に2つの大きなメリットが得られます。
| メリット | 具体的な効果 |
|---|---|
| 1. 長時間書いても疲れない | 無駄な力が抜け、手首や肩への負担が激減します。大量の書類作成や試験勉強でも集中力が途切れません。 |
| 2. 美文字が書きやすくなる | ペンの可動域(動かせる範囲)が広がり、「はね」「はらい」や、直線をスムーズにコントロールできるようになります。 |
【基本編】理想的なボールペンの持ち方「3点支持」とは

理想的な持ち方の基本は、親指・人差し指・中指の3本で三角形を作って支える「3点支持」です。以下のステップで確認してみましょう。
正しいフォームを作る3ステップ
- 親指と人差し指でつまむ
ペン先から約3cmほどの位置を、親指と人差し指の腹で軽くつまみます。
この時、「人差し指が親指より少し前に出ている」状態にするのがポイントです。 - 中指を下から添える
ペンの下側(第一関節のあたり)に中指を添えて支えます。これで三角形ができます。 - 手のひらをふんわりさせる
薬指と小指は軽く曲げて、紙の上に置きます。手のひらの中に「卵が一つ入るくらいの空間」を作ると、ペンの動きが自由になります。
ボールペンならではの角度
万年筆は寝かせて書きますが、ボールペンは「紙に対して60度?90度」と、やや立て気味にするのがコツです。ボールがスムーズに回転し、インク掠れを防げます。
やってしまいがち!代表的な「NGな持ち方」チェックリスト
自分では普通だと思っていても、実は手に負担をかけている「NGな持ち方」があります。以下の項目に当てはまっていませんか?
| NGパターン | 特徴・症状 | デメリット |
|---|---|---|
| 握り込み持ち | 親指が人差し指の上に覆いかぶさっている。 | 親指に力が入りすぎて手が痛くなる。可動域が狭く、字が小さくなりがち。 |
| とんがり持ち | 人差し指の関節が鋭角に曲がり、浮いている。 | 指先に過度な圧力がかかり、ペンだこができやすい。 |
| くっつき持ち | ペン先ギリギリの低い位置を持っている。 | ペン先が見えにくく、姿勢が悪くなる(猫背の原因)。 |
| 逆ぞり持ち | 人差し指が逆に反っている(第一関節が凹んでいる)。 | 指の腹全体で押さえつけてしまい、繊細な線が書けない。 |
今すぐ自宅でできる!持ち方の簡単「矯正トレーニング」
「癖が強くて、意識してもすぐに元に戻ってしまう…」という方へ。高価な矯正グッズを買わなくても、身近なものでできる矯正テクニックを紹介します。
1. 「輪ゴム」を使った強制ガイド法
手軽に正しいフォームを体感できる方法です。
- 手首に輪ゴムを通します。
- その輪ゴムを引っ張り、親指と人差し指で作ったループに通して、ボールペンの上部(クリップ側)に引っ掛けます。
こうすると、ゴムの張力でペンが自然と手の付け根(人差し指の付け根あたり)に引き寄せられ、「ペンが寝すぎる」「不安定になる」のを防いでくれます。
2. 手の中に「丸めたティッシュ」を握る

「どうしても力んで握りしめてしまう」という方におすすめです。
小さく丸めたティッシュやピンポン玉などを、薬指と小指で包み込むように握りながら字を書いてみてください。
手のひらに空間が確保され、余計な力が入りにくくなります。
専門店が教える「持ちやすいペン」の選び方

持ち方を直そうとしても上手くいかない場合、実は「ペンの選び方」が手に合っていない可能性があります。
自分の手の特徴に合わせたペンを選ぶだけで、持ち方は自然と改善されることが多いのです。
| 選び方のポイント | 解説・おすすめ |
|---|---|
| 軸の太さ | 手が大きい人・筆圧が強い人は「太めの軸」を選ぶと、余計な力が抜けやすくなります。逆に手が小さい人は「細め」が安定します。 |
| グリップ(持ち手) | 滑りやすい金属軸よりも、ラバーグリップや凹凸加工があるものを選ぶと、軽く握るだけで支えられます。 |
| 重心バランス | 「低重心(ペン先が重い)」のペンがおすすめです。ペンの重みだけでサラサラ書けるため、手首の疲れが劇的に減ります。 |
ビジネスシーンでの見え方も変わる!美しい所作として

最後に、マナーの観点です。
商談中や契約書へのサインなど、ビジネスシーンでは手元を意外と見られています。
このとき、ペンをグーで握りしめるような持ち方だと、どうしても「幼い」「頼りない」印象を与えてしまいかねません。
逆に、スッと伸びた指先で軽くペンを扱っていると、それだけで「知的で洗練された印象」を相手に与えることができます。
正しい持ち方は、単に字をうまく書くだけでなく、あなた自身の品格を高める「所作」の一つでもあるのです。
まとめ:正しい持ち方と良いペンで、書くことを楽しもう
ボールペンの持ち方を改善することは、一生使えるスキルになります。
まずは以下の3点を意識することから始めてみてください。
- 親指・人差し指・中指の「3点支持」を意識する。
- 人差し指を親指より少し前に出し、力まない。
- 持ちにくいと感じたら、ペンの太さや重心を見直してみる。
最初は違和感があるかもしれませんが、1日5分でも意識して書く時間を作ることで、徐々に手になじんでいきます。
ぜひ、あなたに合った持ち方と「相棒」となるペンを見つけて、書くことをもっと楽しんでください。
よくある質問(FAQ)
Q1:何十年もこの持ち方なのですが、今からでも直りますか?
A: はい、直ります。ただし、長年の癖を一度に全て変えようとするとストレスになります。「まずは人差し指の位置だけ気をつける」など、一つずつ意識を変えていくのが成功の秘訣です。
Q2:正しい持ち方にすると、逆に字が下手になります。
A: 矯正を始めたばかりの頃は、使い慣れない筋肉を使うため、線が震えたり字が崩れたりすることがよくあります。これは一時的なものです。慣れてくれば、以前よりも安定してきれいな線が引けるようになります。
Q3:左利きの場合も持ち方は同じでいいですか?
A: 基本的な「3点支持」の形は同じです。ただし、左利きは「押し書き」になるため、ペン先が紙に引っかかりやすくなります。ボールペンは少し立て気味にし、インクの出が良い「ゲルインク」や「低粘度油性インク」のペンを使うとスムーズに書けます。






















